こんにちは。あすなです。
私が実践している、「褒め方」テクを大公開します!
仕事でも使える内容なので、一回覚えたら様々な場面で使えますよ💡
我が家はとにかく子どもを褒めて褒めて褒めまくるスタイルです。
叱らない育児をしたいわけではないので、もちろん叱るときはガッツリ叱ります。
でも、褒めるときはとことん褒めます!
褒めるタイミングや褒め方って意外に難しいと思っています。
私自身、職場で部下を持つ立場だったこともあり、褒め時や褒め方についてはとても意識していました。
また、仕事上、様々なバックグラウンドをお持ちの方とやり取りする中で、
どういう風に褒めたら良いのか、がだいぶクリアになってきました。
それを実際に子どもにも当てはめて実践してみたところ、
親も子の成長に気付く機会が増え、
また、子も自分に自信を持って日々生活しているように思います。
私がオススメしたい、子どもの褒め方、具体例をまとめてみました!
「褒める」をするためにまず頭に入れておくべきこと
少しだけ、小難しい話をします。
「マズローの欲求5段階説」は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
アブラハム・マズローはアメリカの心理学者で、人間心理学の生みの親と言われている方です。
「人間は自己実現に向かって絶えず成長する生き物である」と仮定し、人間の欲求を5段階に理論化したものです。
子育てに限らず、仕事においても重要となる考え方です。
子育てにおいて、ピラミッドの下から2段、生理的欲求(食欲、睡眠欲など生きていく上で必須の欲求)や、安全の欲求(安心に暮らせる環境)は、大前提として親が叶えているものと思います。
日々子どもが隣で笑っている生活を送れているのであれば問題ありません。
それ以降の、社会的欲求(家族や所属から愛されたいという欲求)や承認の欲求(他社から認められたいという欲求)、頂点の自己実現の欲求(「あるべき自分」になりたいと願う欲求)については、私たちが無意識に欲求を満たしてあげることはなかなか難しく、多少コツがいると思っています。
特に「褒める」と言う行為は「承認欲求」と直接的に結びつきます。
今回はこの「承認欲求」に基づいた子どもの褒め方にフォーカスしてみます。
慣れれば無意識に出来るようになるので、ぜひTRYしてみてください!
承認欲求に基づく「褒め」チャンス
承認欲求も「存在承認」「行動承認」「成長承認」「成果承認」の4つに分けることが出来ます。
存在承認
相手がここに存在していることを認める行為です。
挨拶をしたり、話を振ってみたり、声をかけることで、相手に「ここにいてもいいんだ」という安心感を与える効果があります。
存在承認の「褒め」具体例
子どもの場合で言えば、我が家でよく言うのは、
「生まれてきてくれてありがとう」
「一緒にいると幸せな気持ちになっちゃうよ」
「○○君がいるから、いつもニコニコ笑顔になっちゃうよ」
といった、わかりやすい言葉を子どもにかけています。
難しく考えなくてもよくて、
自分が子供に対して感じている愛情をそのまま言葉にしたらOKです。
行動承認
具体的な行動を認める行為です。
相手が行っている行動、その事実をそのまま伝えるだけでも効果があります。
ちゃんとあなたの行動を見ていて、それを認めているということを伝えることで、「この行動に意味があったんだ」と思ってもらえます。
また、その行動を見ているよ、認めているよ、と伝えることで、相手がその行動を再現する可能性も高まります。
行動承認の「褒め」具体例
子どもの場合で言えば、
「お皿を運んでくれたんだね!」
「靴を揃えてくれたんだね!」
「お片付けできたんだね!」
「洗濯物畳んでくれたんだね!」
といったお手伝い系の褒め言葉は使いやすいです。
(そして、お手伝いをたくさん頑張ってくれるようになります)
もし失敗したとしても、叱ってはダメ!
お手伝いなどをしてくれたとして、例えその行動に失敗したとしても、その”行動を起こそう”としてくれたその気持ちを大事にしたいので、子どもが誰かの為を想って行ったことについては、叱らず、行動を認めてあげることが大事だと思っています。
直近、うちの子も2ℓのお茶の入った入れ物を冷蔵庫の前でこぼしました。
子どもに話を聞くと、
『出しっぱなしになっていたから、冷蔵庫にしまってあげよう』
と、良かれと思っての行動からの失敗でした。
このとき、叱ってしまっては、失敗=ダメなこと=挑戦しない方が良いという思考回路になってしまうかもしれません。
まずは、
「しまってくれようとしたんだね、その気持ちが嬉しいよ。ありがとね」
とその行動を認めてあげた上で、
「もしまたこぼしちゃったらすぐにお母さんに言ってね、一緒にお片付けしようね」
と、次に何をしたら良いのかを教えてあげれば良いです。
成長承認
成長を認める行為です。
過去の自分と比べて、少しでも成長が見えればそれは褒めポイントです。
これは必ずしも成果に結びついていなくてもかまいません。
一定期間に一つのことに対して成長が見られれば褒めちぎりましょう。
成長承認の「褒め」具体例
子どもの場合で言うと、
「塗り絵、はみ出さずに塗れるようになったんだね!」
「ひらがなの”あ”が読めるようになったんだね!」
「ハサミで真っすぐ切れてるね!」
「パジャマのボタン、半分もとめれるようになったんだね!」
など、子どもは日々成長しているので、褒めチャンスばかりです。
完全に出来るようにならなくても、昨日より今日出来ることが増えていたら、たくさん褒めてあげましょう。
成果承認
行ったことの結果や成果について認める行為です。
これが一番一般的な「褒める」という行為だと思います。
成果承認の「褒め」具体例
子どもにおいては、
「運動会のかけっこ一等賞だったね!」
「水泳教室で上のクラスに上がれたね!」
などがあります。
特に意識しなくても、出来る褒め方だと思います。
まとめ
小難しい言葉でまとめてきましたが、意識するべきポイントは以下の通りです。
ポイント
・子どもの「今」を観察して、昨日よりも今日出来るようになったことを褒めちぎる!
・行動の裏側にある子どもの気持ちも推測し、行動だけでなく情緒面の成長にも気づき、褒めちぎる!
親としては、子どもの成長を感じること自体とても嬉しい事だと思います。
褒めることを意識していると、子どものちょっとした成長に気付く機会が増えるため、親も子も毎日が楽しく、幸せなものになりますよ!