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旦那のうつ病はあなたのせいではありません。「もらい鬱」になっていませんか?兆候と自分のために出来ること【体験談】

2022年8月7日

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こんにちは。あすなです。

私の夫はうつ病です。
今は私も我が家なりの対処法を編み出し、何があっても動じない精神を身に着けつつありますが、最初の頃はそうでもありませんでした。

ある程度は強メンタルで乗り越えてこれたのですが、一回、夫が私に対して攻撃的な時がありました。
(基本的には、攻撃的ではなくただ落ち込むのみ)

これが私にはかなり堪えて、うつ病はうつる病気ではないのですが、もらい鬱になりかけたことがありました

その時のことを振り返りながら、ご家族にうつ病やそれに近しい心の病をお持ちの方への一事例としてお伝えさせていただければと思います。
ぜひ、今悩まれている方の少しでも助けになれば幸いです。


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もらい鬱の兆候

何もかも放り出して消えてしまいたい

それまでも、夫への対応などで苦心し、なかなか気持ちが浮上しないということは度々ありましたが、私の場合、いよいよヤバいなと思ったのは、
「このままでは、家族全員露頭に迷ってしまう。もう消えたい。消えてしまうと、子どもはどうなる?子どもも一緒に消えるしかない。」
という思考に至ったときでした。

どう考えても、その考えにしか行きつかないのです。

今でも子どもと一緒に命を絶つ親のニュースを稀に見たときに、各家庭ご事情が様々だとは思いますが、正直、その気持ちはわからないでもない、と思います。

その気持ちに囚われてしまったら、もう逃げられない。
もう前向きに考えることにも疲れてしまうんです。

自分のために出来ること

私の場合は全ての事情を知っている人がいました。
その存在がかなり大きかったような気はします。

今の思いを吐き出す

私の場合は、義母でした。

義母は、恐らく「良義母」と呼ばれる部類の、非常に知識豊富でバランス感覚に富んだ方です。
そして、我が家のトラブルのすべてを把握されている方です。

あまり電話でお話をするような間柄ではなかったのですが、その時は思い切って義母に思っていることを泣きながら話しました

実母・実父は健在です。
ただ、私は何も知らない実の家族には何も言いたくありませんでした。
同情されるのも、諭されるのも、なんか気に入らないんですよね。
何も意見されたくないから、義母に頼ってしまいました。

ただ、義母は話をしっかり聞いてくれて、実の親だと思って相談してもらって構わないということや、何かあれば飛んでいく(少し距離があるところに住んでいます)こと、私をサポートしたいと思っているとおっしゃっていただけました。

私は、心の中のモヤモヤが少し解消し、また次のアクションを起こす力をもらったような気がしました。

メンタルクリニックを受診する

他記事では、家族を早めにメンタルクリニックへ…という記事を書いておりましたが、実は私もこの時に通院歴があります。
私の場合は1回のみでしたが…。

私はメンタルクリニックを受診し、自分の気持ちを誰かに伝えることで、非常にスッキリしました。
薬も処方されましたが、不安になったときの「お守り」を持たされたようで、とても安心したことを覚えています。
あの時メンタルクリニックに行って良かったと、今でも思っています。

メンタルクリニック受診にあたり、注意いただきたいことがあります。

当日すぐ受診できる病院は限られている

私のときは、10軒くらい電話をしたと思います。
今はどこもかしこも予約いっぱいらしく、「早くても1週間後です」とおっしゃる病院もありました。

心の中で、『今受診したいんだよ…‼一週間後なんてどうなってるかわからないよ…‼』と何度も思っていた記憶があります。

ただ、探せば即日受診してくださるところもありますし、私の場合はかなり取り乱した感じで電話をしていたので…苦笑
「もうどうなっちゃうかわからない!」と言っていたら、先生のお昼休み削って対応していただきました…
今思うと、大変申し訳ないことをしたなと思います。

自分に合う病院を見つけるまで妥協しない

私の場合は、その時1回きりの受診だったのですが、診て頂いたお医者様はとても相性が良く、のちのち夫にも通院先候補として勧めたほどでした。

ただ、夫や他の方の話を聞いていると、「あまり話も聞かずに薬だけ出される」とか、「すぐに診断書だけ出してくれる」とか、いろいろな病院があるようです。

ある程度の病院の雰囲気は、口コミサイトなどを見ればわかりますが、基本的に口コミサイトは”不満を持った人が書き込む場”なので、余り鵜呑みにしない方が良いと思います。

先生と合う合わないは実際に話してみないとわかりません。
心がしんどくてしょうがないときに、いろいろな病院に行くのはさらに疲弊するだけなので、落ち着いたころにでもセカンドオピニオンを探してみても良いと思います。

その後、私は回復しました

私の場合は、その後、一週間ほど処方された薬を飲んでいましたが、じょじょに心が安定し、薬が切れても心を強く保てたので通院をやめました。

あの時のマイナスな感情はなんだったんだろう?と思う時もありますが、あの経験があったからこそ、今夫に寄り添えているんだろうなとも思います。

何事も、未来の何かに繋がっている、と思える出来事でしたので、私にとっては意味のある出来事だったと今では思います。
(その時はそんなこと微塵も思っていませんでしたけどね)

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