こんにちは。あすなです。
お金を稼ぐ方法として一番一般的なのは「仕事をする」ですね。
我が家も家計が苦しい時、自分に職があり収入があったからこそ、取り乱さずどっしりと構えていられたのだと思います。
では、現在仕事をしている方が今よりももっとお金を稼ぐためにはどうしたら良いでしょう?
出世をして月次給与を上げるという選択肢もありますが、長期スパンの話になります。
副業という選択肢もありますが、ただでさえ「家事・育児・本業」に忙しい中で出来るのか?という問題はあります。
その他の選択肢として、「転職」があります。
転職は、上手くいけば今よりも良い環境、良い待遇で働くことが出来ます。
でも、
「30,40代の女性の転職活動って難しいんじゃないの?」
「子持ちだと転職に不利なんじゃないの?」
なんて思っている方もいるのではないでしょうか?
確かに大変な面もありますが、転職活動が成功すると得られるものが大きいのも事実!
そこで、今回は子持ち女性が転職活動を行う上でのコツや、子持ち女性だからこそ選考時に確認しておきたい項目などについてまとめました。
子持ちの女性が転職したいと思うタイミングは?
女性はライフステージに合わせた働き方を求められる傾向があるため、基本的には育児のキリの良いタイミングで転職をしたいと思う方が多いようです。
子どもが3歳になったとき
子どもが3歳になったときは、保育園・幼稚園入園のタイミングです。
子どもに付きっ切りの育児から解放されたタイミングでもあるので、このタイミングで仕事に復帰される方も多いです。
育休中であったとしても、「本当に現職に復職してやっていけるのか?」と心配になり、家庭と仕事を両立出来る環境は現職以外にもないかと求人を探す方もいます。
子どもが小学校に入学したとき
子どもが小学校に入学したタイミングも、育児の区切りのタイミングとして仕事に復帰される方も多いです。
共働き家庭では「小学校→学童」で過ごす子どもが多いと思いますが、保育園時代よりも柔軟に子どもを預かってもらえないため、改めて家庭と仕事の在り方を考え、両立が可能な職場への転職を考え始める時期でもあります。
子どもが中学校に入学したとき
子どもが中学生になるタイミングも、転職を考える方が多いです。
中学生にもなると、学校の友人と遊んだり部活動に精を出したり、平日土日含め親と過ごす時間が減っていきます。
そうなると、残りの人生を”母”としてでなく一人の”女性”としてどう生きていきたいかを考え始める時期でもあります。
これまでは”子ども”を軸とした制約の中で探していた仕事ですが、改めて制約のない環境下で自分のやりたいことにチャレンジ出来るタイミングでもあります。
子持ちの女性が転職しやすいタイミングは?
子どもがいる女性の転職のしやすいタイミングは、リモートワークなどが一般的になってきた”今”ではないかと思います。
オンライン面接が一般化し、転職活動がしやすくなった!
これまでは、面接と言えば「対面面接」。
企業側に出向くことがMUSTであることが多かったですが、今はオンラインでの面接を実施する企業が増えています。
企業によっては、全ての面接をオンラインで実施し、入社の意思決定後に初めて来社する…なんてことが可能なところもあります。
ただでさえ、家事・育児・仕事の両立に忙しいワーママにとっては、移動時間ナシで自宅から面接が受けられる今転職活動をするのをオススメします。
暫くはオンライン面接実施の流れは続くと思いますが、少しずつ対面面接に戻している企業もあるので、転職活動を検討されている方は急ぎましょう。
子持ちの女性が転職を成功させるための5つのコツ
転職活動成功に向けて、特に子どもがいる女性が転職を成功させるためのコツは以下の5つです。
転職で叶えたいことを書き出し、優先順位を付ける
「残業ほぼなし」「通勤●分以内」「在宅勤務が可能」「経験を活かした職務内容」「年収●万円以上」…
転職先に求めたいことを書き出したらキリがないです。
そして、全ての希望が叶う転職先はそうそうありません。
いつまでも自分の理想の会社を探し続けていると、転職のタイミングを逃してしまうかもしれません。
そうならないためにも、まずは一度自分が今回転職先に求めたいことを書き出してみましょう。
付箋などに書き出すと整理がしやすいです。
書き出した内容を「MUST(絶対に叶えたい)」「WANT(出来れば叶えたい)」に分類します。
その上で、優先順位をつけてみましょう。
上記した通り、全ての希望が叶う転職先はほぼありません。
選考に進んだ企業がMUST事項はクリアしているか、優先順位の上位3つくらいは叶いそうか…自分の判断基準に照らし合わせて転職先を絞り込んでいきましょう。
ポイント
❶転職先で叶えたいことを付箋などに書き出す。
❷書き出した内容を「MUST」「WANT」で分類する。
❸その上で、優先順位をつけてみる。
こうすることで、頭の中が整理され、いつまでも理想の企業を追い求めて転職先が決まらない…という状態を防げます。
今までの経験をベースに転職先を考える
20代はまだ「業界未経験」「職種未経験」でも採用してもらえる可能性はありますが、年齢が上がるにつれて「経験」や「知識」を求められる傾向にあります。
そういったことを考えると、これまで自分がどのような経験を積んできたのか、強みは何かを踏まえて応募先求人を選んでいくと書類選考の通過率は高まります。
また、ゼロから学ぶのは新卒の時よりも労力がかかります。
仕事が終わったら「妻」「母」の顔に戻り、家事や育児が待っています。
家に帰ってからその日仕事で学んだことの復習をしようと思っても、結局子どもと一緒に寝落ちしてしまった…なんてことも多発します。
その苦労を考えると、ゼロスタートではなくて、イチでも二でも基礎知識のある仕事に就いた方が、比較的ストレスなくキャッチアップが可能です。
業界・職種に特化した転職サイト・エージェントも活用しよう!
これまでの経験をベースに転職先を考えるにあたり、総合人材紹介会社とプラスして専門性の高いサイト・エージェントも活用することをオススメします。
これらの特化型の転職支援サービスの運営会社は業界とのつながりが深いことが多く、そこにしかないお宝非公開求人が眠っている可能性もあります。
参考サイト:資格や経験を活かした30,40代の転職活動 ~業界や職種専門の転職サイト・エージェントまとめ~
「子育て」に理解のある職場を探す
「子育て」に対する職場の理解は非常に重要です。
リモートワーク・フレックス・時短勤務などの制度面の話はもちろんのこと、「子どもの急な発熱で早退しなければならなくなった時に、快く送り出してくれるか」「子どもがいても、重要な仕事を任せてもらえるか(出世できるか)」といった一緒に働く方々の理解度や子育て中の母が会社でどのような評価を受けているのかは確認しておくと良いでしょう。
『子どもの病気でお休み連絡した時に舌打ちされた…』という声も聞いたことがあります。怖い…
家族の「仕事」への理解を得ておく
家族と「仕事」についてよく話し合っておくことも大事です。
共働き家庭になるのであれば、家事育児の役割分担も大事になってきますね。
夫は行動を何も変えず「仕事」のみに専念、妻だけに「仕事」「家事」「育児」がのしかかってくるようでは、妻の負担が大きすぎます。
しっかりと、共働き家庭になるにあたり、保育園等の送り迎えは誰がするのかや、日々の家事はどちらがどこまでやるのかは事前に話し合っておくと、転職後に大きく揉めるリスクを減らせます。
我が家は役割分担を”しない”という選択をしました。
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面接での想定問答(特に子ども・家族関連)を考えておく
多くの場合、面接で家族の有無を確認されます。
家族手当の支給条件に当てはまるのかを確認するためでもありますが、勤務日・時間が安定するかどうかも確認しています。
・子どもが熱を出したときに頼れる人は近くにいるか?
・残業は出来るか?出張や転勤は可能か?
・旦那さんは転勤のない仕事か?
(・二人目、三人目の予定はあるか?)
企業としては、長く安定的に働き続けてもらえるかどうかを知りたいので、上記のような質問をされた際にどのように回答するかは考えておいた方が良いでしょう。
子持ち女性の転職活動本番!~面接時の大事なポイント~
実際に転職活動をスタートする上で、大事なことをまとめました。
どうしても外せない項目は事前に伝えよう
子育て中の社員は、子どもが小さいうちは「保育園・幼稚園の送迎」というタスクが日々のスケジュールに組み込まれるため、時短勤務をされている方も多いです。
時短勤務をしていないにしても、仕事を切り上げて帰宅しなければならない時間が決まっている方も多いのではないでしょうか。
また、土日勤務はNGなど、制約が多いのも子育て中の社員の特徴だと思います。
勤務時間や勤務終了時間・休日など、どうしても家庭の事情で変えられないものについては、(事前確認が可能であれば、)確認しておきましょう。
会社も自分も、お互いに無駄な時間を過ごす心配もなくなりますし、希望する働き方が叶うことを確認した上でモチベーションの高い状態で面接に臨んだ方が良い結果につながりやすいです。
もし自分で聞きづらい場合は、転職エージェントを活用し、エージェント経由で確認をしてもらうと良いでしょう。
ワーママが確認すべき転職先情報(チェック項目)
転職先を決める際に参考になる「ワーママ的チェック項目」をまとめました。
主には、子育てに理解のある会社か否かを判断する情報です。
もし転職エージェント経由で転職活動を進めている場合は、転職エージェントにまずは問い合わせてみると、企業側の心証に影響を与えることなく確認できます。
ポイント
❶産休・育休の取得実績、復職実績
❷リモートワークや時短勤務などの制度の有無、また利用実績
❸配属先の女性比率やママ社員の有無
❹子持ち社員の働き方
❺女性の管理職比率
詳細は以下に記載。
産休・育休の取得実績、復職実績
産休・育休取得に理解のある会社か、実際に復職者がいるかどうかは確認しておくと良いでしょう。
実際は、子どもが出来たら退職をする方が多かったり、復職を断念している方が多いようであれば、何かしら女性の働きづらい環境があるのかもしれません。
また、男性の育休取得実績などもわかると良いですね。
男性の子育て参加に関する理解度の高さがわかります。
つまり、女性にとっても、ママにとっても、働きやすい環境である可能性が高いです。
リモートワークや時短勤務などの制度の有無、また利用実績
時短勤務制度が実際のあるのか、また、実際に利用されているのかも確認したいポイントです。
稀に、時短勤務の制度はあるけれど、利用した方がいない、という場合もあります。
制度利用実績がある場合は、何時~何時までの勤務でどのような働き方をしていたのかなど、過去の制度活用事例などもわかるとより具体的に働くイメージを持つことが出来ます。
配属先の女性比率やママ社員の有無
配属先に女性社員がどれくらいいるのか、また、ママ社員が活躍しているのかも確認したいポイントです。
既に組織にママ社員がいる場合は、子育てに理解がある場合が多いです。
また、自分のロールモデルとなる人物(ワーママ)がそばにいる環境は、困ったときにすぐに相談できるので非常に良い環境と言えます◎
子持ち社員の働き方
子どものいる社員がどのように働いているのかも確認しておくと良いでしょう。
例えば、「子どもの運動会では有給取る社員が多い」とか、「保育園からの急な呼び出しでも、嫌な顔せずに仕事を変わってくれる」とか、会社が社員の子育てを全面的に応援してくれることが分かるエピソードが出てくる会社は安心できます。
女性の管理職比率
女性だけれどバリバリ働きたい!管理職を目指したい!という方の場合は、実際に性差による差別なく、女性も活躍できる環境かは確認しておいた方が良いでしょう。
管理職の中に時短ママ社員がいる場合は、子育てへの理解がある+ちゃんと個人の能力で評価してくれる会社であることがわかるので、その点がわかると尚良いですね!
子持ち女性におすすめの転職サイト
大手人材紹介会社の転職サイトは、求人数も豊富で経歴に合ったスカウトメールを受け取ることも出来るので、1,2つは登録することをオススメします。
それ以外にも、業界や職種に特化した転職サイトもあるので、自分のキャリアが活かせそうな求人が揃っていそうな転職サイトも登録しておくと良いでしょう。
また、「女性」に特化した転職サイトもありますので、臨機応変に使い分けましょう。
例えば、女性のための転職サイト『とらばーゆ』やマイナビエージェントの女性のための人材紹介サービス 「WomanWill 」が有名です。
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例え「女性活躍」を謳っていたとしても、例え「育休・産休制度」があったとしても、実際に女性が活躍しているという事実があるのか、制度が活用されているという事実があるのか、事実を確認することが大事です。
ママの中には、時短勤務ではなく、フルタイム勤務を選択される方もいると思いますが、フルタイム勤務の場合であったとしても、ママに対する理解がある会社の方が、子の発熱などによる突発的な休みの際にまわりからの理解も得られやすく、働きやすい環境と言えます。
入社した後に「実際は違いました」が発覚するのでは遅いです!
無駄に職歴を増やすことの無いよう、転職を検討している会社にしっかりと自分が働ける環境があるかどうかは確認しましょう。