こんにちは。あすなです。
私の夫はうつ病です。
結婚前から少しうつの兆候はありましたが、本格的にうつになってしまったのは子どもが生まれた後です。
主には仕事上での人間関係がトリガーになっています。
最初、なかなか病院に行きたがらず、行ってもなかなか薬を飲みたがらず。
薬なんて飲んだらもう元には戻れないんじゃないか、という不安などがあったようです。
ただ、病院に行き、診断書をもらい、休職をすると、ある程度期間が立てば、元通り仕事が出来るようになりました。
しかし、その”ある程度の期間”が短かったのか、何度かうつ病を再発し、その度に休職をしています。
そして、現在絶賛休職中です。
夫が最初にうつ病と診断されてから5年ほど経つので、我が家流の「うつ病」と上手く付き合っていく方法が確立されつつあります。
各家庭流にカスタマイズが必要だと思いますが、我が家のケースも参考になればと思い、まとめてみました。
※あくまで「我が家流」ですので、過度な期待はしないでくださいね(-_-;)
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参考【メンタルの保ち方】夫がうつ病に…家事や仕事、夫への対応に疲弊中の方に伝えたい5つの方法
うつ症状【悪】時の家庭との関わり方
一番大変な時ですね。
我が家の場合は、寝たきりに近い状態になるので、私が家事・育児・仕事を全てこなす必要があります。
家計に入ってくるお金が減るので、普段は時短勤務なのですが、残業もして、私の収入を増やすことを考えつつ、子どものケアもしなくてはなりません。
そんな時に、心がけていたこと、意識していたことは以下に記載する4点です。
とにかくそっとしておく
夫はこの期間『すぐにイライラする』という傾向があったので、自分がトバッチリくらってイライラしないためにも、そっとしておきます。
特に距離をとるというわけではないです。
そばでそっとしているだけです。
もちろん、気にかけたりはします!
でも、必要以上に心配しすぎず、フラットな状態で接しています。
また、そっとしておくために、子どもと二人で外によくお出かけします。
家にいると、子どもが夫に話しかけたり遊びに誘ってしまうので、基本的には外で遊ぶようにしています。
自然に夫と子どもの距離が取れるし、子どもも楽しそうなのでこれが一番!
どっしり構えて、オロオロしない
夫はこの期間『なんでもすぐにマイナスに受け取る』という傾向もあったので、私がオロオロしたり、落ち込んでいると、自分のせいだと思ってさらにふさぎ込みます。
そのため、極力普段通りに接するようにしています。
お金の事などを気にしているようであれば、「私も働いているから大丈夫!」と何も問題ないことを強調します。
心の中では、もちろん不安はありますが、夫が早く回復するようにふるまうことが最優先事項です。
家事と仕事は無理し過ぎない
これは人それぞれの価値観があると思いますが、私の中の一番大事にすべき項目は「子ども」です。
育児については、家庭のトラブルを理由に手を抜くことは考えていません。
次に大事なのは、「自分の心」だと思っています。
自分の心がやられてしまったら、「子ども」にしわ寄せが行きます。
そのため、家事はその期間は無理のない範囲でOKとし、仕事についても、自分の心の負荷と相談しながらやっています。
(職場にはすべて話しているので、力になってもらえる環境があることも大きいです)
一喜一憂せず、次の夫のメンタル浮上のタイミングを待つ
症状は上がったり下がったり、「ちょっと良くなってきたかも!?」と思っても、次の日には元通りなんてことも多々あるので、自分のメンタルアップダウンをなくすためにも、いちいち夫のメンタルに振り回されないようにしています。
うつ症状【安定】時の家庭との関わり方
ある程度症状に改善が見えてきたら、その日の様子を見ながらという前提はありますが、少しずつ自分の負担を減らしていきます。
様子を見ながら少しずつ任せていく
例えば、お風呂掃除など小さいことから、洗濯、保育園の送迎など、じょじょに任せていきます。
お願いした時の様子や、やってもらった後の反応を見ながら、次はどこまで任せてみるかを考えます。
様子を見ながら少しずつ外に連れ出してみる
お休みの日に、基本的に二人で出かけていたのを、三人で出かけるようにしてみます。
最初は体力などが落ちていたり、疲れやすかったりもするので、負担がかからなそうなところから始めていき、だんだんとステップアップしていきます。
これも、一緒に行かないか誘ってみたときの様子や、お出かけ中の様子(疲れ具合)、帰ってきてからの様子などを見ながら、次は家族でどこに行こうかを考えます。
様子を見ながら仕事の話をしてみる
まずは私自身の仕事の話をちょっとしてみるところからスタートします。
「いつから仕事するの?」は禁句だと思っています。
ただ、休職中は、定期的に会社から様子伺いの連絡があります。
夫の場合は、ひどいときは、会社とやり取りした後2,3日体調を崩していました。
これが、少しずつ改善していくので、その状態などを見ながら、回復状況を推測します。
そして、自分から仕事をどうするのかを言い出すのを待ちます。
うつ夫と子どもの関わらせ方
子どもは何も知らないからこそ、フォロー必須だと思います。
「パパは体調が悪い」と伝える
うつ状態の時は普段よりも反応が悪いので、子どもが「僕のこと嫌いなんだ」「僕のことなんてどうでもいいんだ」と思わないように、子が原因ではなく、別の所に原因があることをちゃんと伝える必要があると思っています。
「パパは子のことが大好きである」ことを伝え続ける
上と同じことなのですが、パパが普段の様子と違うことと、子どもへの愛情は別物であることはちゃんと伝えなければいけないと思っています。
もちろん、「ママもパパが大好きである」ことも伝え続ける
嘘ではないので、家族みんな仲良しであることは伝え続けています。
本当にいろいろありましたが、夫は私の一部だと思っているので、夫を支え続ける自分は好きですし、子からも愛される夫でいて欲しいと思っています。
最後に
実は身近に”光”はあります
ワーママに限らず、心の病を抱える方は大変な思いをされていると思います。
私が一番よく思うのは、「生きてるだけで素晴らしい」ということです。
夫も、心に傷を負っているけれど、頑張って生きている、それだけですごい事。
私も、そんな夫を支えつつ子どもと楽しく生きている、すごい事!
いろいろある家庭だけれど、毎日笑顔で楽しく生きてる子どももすごい!
家庭の形はそれぞれですが、今を生き抜いているみんなすごいことしているんです。
トンネル抜けた先には光が見えるなんてよく言いますが、正直見えなくなる時もあると思います。
我が家なんて、トンネルが何個も続いているので、トンネル抜けたと思ったらまたトンネルですよ。
そもそも、なんで遠くに光を探し求めているのか。
毎日、近くに光り輝く子どもの笑顔があるのに。
そう思いながら、今日も楽しく生きています。