我が家は元々共働き家庭でしたが、夫のうつ病発症による休職やコロナ禍に手を出してしまったギャンブルによる借金があり、家計が立ち行かなくなってしまいました。
毎月赤字を垂れ流す現状に危機感を覚え、今まではどんぶり勘定だった家計の状況を振り返り、大幅な赤字家計の立て直しに着手しました!
その結果、月約5万円の節約に成功しました。
今回は、我が家のように何かしらの事情で家庭の懐事情に危機感をお持ちの方向けに、実際に我が家が節約に成功した5つの家計の立て直し方法をご紹介したいと思います。
赤字家計の立て直しに不可欠!家計の振り返り(あすな家の家計事情)
赤字家計を見直す為にまず大事なのは、家計の状況を正しく把握することです。
当然ですが、収入よりも支出の方が多い場合は赤字になります。
我が家の場合、元々は夫婦共働きだったため特に家計について気にすることもなかったのですが、夫が「休職+借金」というWコンボのため、ダブルインカムだった時のままのお金の使い方では生計が立てられなくなりました。
そこで、家計簿をつけて何にお金を使っているのかを洗い出してみました。
まず赤字家計を見直したい場合は、現状を知るために家計簿をつけることから始めてみましょう。
実際の我が家の家計の状況は以下のような形でした。
毎月の手取り金額
まずは、収入について考えてみることから始めましょう。
額面での金額ではなく、実際に手にする金額で考える必要があります。
我が家の場合は共働きでしたが、私は時短勤務をしています。
ただ、夫の給料と私の時短勤務時の給料はほぼ同じくらいの金額だったため、純粋に我が家に入ってくる収入は半分になりました。
毎月の支出金額
支出についても、具体的な支出項目と金額を書き出してみましょう。
家計簿については、ノートに書きこむアナログなタイプのものから、銀行口座・クレジットカードを連携することで勝手に支出データを出してくれるアプリまで様々ありますので、各ご家庭に合った方法を見つけるところから始めましょう。
ポイント:支出管理のための家計簿の探し方
❶各ご家庭のライフスタイルに合った家計簿
→カード払いが多い家庭は、銀行口座・クレジットカード連携が出来るアプリが手間がかからないのでオススメ!
❷無理なく続けられるもの
→三日坊主では意味がないので、最低でも1か月は自分が続けられそうだと思えるものを見つけましょう!
我が家の場合はざっくりとですが、以下のような支出状況でした。
ちなみに、2022年3月頃がまだ家計の見直しを行う前のものです。
2023年1月には概ね見直し済みの状況で、節約金額は約55,000円です。
我が家の支出額って普通なの…??第三者の意見を参考にしてみよう
支出を見て、何にお金をかけすぎているのか、どこに削減の余地があるのか、パッと見わからないかもしれません。
その場合は、親族や友人・お金の専門家でもあるFPに相談し、客観的な意見をもらうのも良いでしょう。
我が家の場合は、一番気になったのは保険料の月7万円。
何回か保険代理店で保険の見直しも行っていたので、今の契約内容がベストだと思っていました。
ただ、やっぱり高すぎる気もしたので、友人に「保険料月7万円って高いのかな~?」とポロっと話したところ、「え!?高すぎるよ!ウチは~・・・」と指摘&他家庭の保険料などの情報を得て、我が家は一般的な家計よりも払いすぎている可能性があるということに気付き、FPに相談するきっかけになりました。
赤字家計の立て直しのためにやった5つのステップ
次に、何をどうやって5万円以上の節約につなげたのかをまとめます。
保険の見直し ※保険料減額
加入している保険にもよりますが、見直すことで大きな節約につながる可能性があります。
ただ、保険の見直しはお金の素人が一人で行うのはかなり難しいと思います。
実際に我が家も周りからの意見を聞いて、月々の保険料が高すぎると気付いてはいたものの、それまで支払ってきた保険料のことなども考えると、何をやめて・何を残すべきなのかわかりませんでした。
今解約してしまうと、一時的に解約返戻金で手元のお金は増えるものの、長期的に見たら損するのではないか…何が一番我が家に取って良い選択になるのか、わからないままズルズルと毎月7万円超の金額を支払い続けていました。
FPの無料相談を活用しよう!
自分で考えることに限界を感じている方には、FPの無料相談をオススメします。
その道のプロなので、保険単体だけでなく家計の状況をまるごと見直してくれます。
我が家も、家計の状況を全て包み隠さず話し、本当に残すべき保険は何なのか、もっと安い保険に入りなおせないか、夫の休職に備えて私が入っておくべき保険は何なのか、家計の状況に合わせた適切な提案を受けることが出来ました。
公的な支援を頼れば保険に入らなくても良いものなど、実際に何か起きたときに保険に頼らずどのように対応したら良いのかまで教えてもらえました。
結果、夫は精神疾患の件もあり保険の入れ替えがあまり出来ませんでしたが、私はより良い保険・安い保険に切り替えられました。
そして、
・解約して返戻金を受け取る&今後の支払いストップ
・払い済み保険に変更することで、今後の支払いはストップ
(※払い済み保険…保証金額は減りますが、主契約の保障期間が継続でき、支払いストップ後も保険料は運用されるので解約返戻金は増えていくというメリットあり)
以上の方法により、月々の支払い金額を4万円ちかく抑えることに成功しました!
FPさんから話を伺うまで「払い済み保険」の存在自体を知らなかったのですが、非常に大きな収穫でした。
ただ、「払い済み保険」を知っていても、どの保険は解約し、どの保険は払い済み保険に変更したほうがメリットがあるのかは素人ではわからなかったと思うので、FPさんへの相談は個人的にはMUSTだと思います。
今は無料でFP相談を受け付けているところも多いです!
FPに相談したくても、FPが何なのかわからない、FPの選び方がわからないという方は、下記記事で詳しくまとめているのでぜひご覧ください。
無料なので、本当に家計の状態にお困りの方は一度種してみても損はないですよ♪
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住宅ローンの見直し ※月のローン支出減額
どのような住宅ローン契約をしているかにもよりますが、住宅ローンの返済期間を延長することで大幅に月々の支出を減らせる可能性があります。
住宅ローンは、一度決めた返済期間を変えることが出来ないと思われがちですが、実はどこの銀行でも返済期間を延長することが可能です。
そのため、返済期間を延長することで、毎月の住宅ローン支払い負担を軽減することができます。
銀行に相談しよう!
我が家の場合は、住宅ローンを組むタイミングでは二馬力で働いていたので、25年ローン契約でさっさと返済してしまおうと思っていました。
ただ、無料相談をしたFPさんに住宅ローンの返済期間の延長が可能なことを伺い、銀行に相談したことで月々の支出を軽減することができました。
書類の準備や銀行の営業時間に足を運ぶ必要があったので、平日仕事の人は多少の面倒ではありますが、月々の支払い金額を少しでも下げたい方はまず銀行に相談してみましょう。
返済期間を延長すると、金利負担が増えます。
また、延長期間によっては定年退職後も返済が残ってしまう可能があるので、ライフプランも考えながら期間延長を検討しましょう。
激安スーパーで一週間分まとめ買い&外食を減らす
特に目新しい内容ではないと思いますが、変動費である食費を抑えることも重要です。
近所で一番安いスーパーをリサーチし、一回の買い物で一週間分まとめ買いをすることで、無駄な買い物を減らし節約につながります。
肉などはグラムあたりの金額が一番安くて量が多いものを購入し小分けにして冷凍しておくと、まとめ買いしたものを焦って消費したり、使いきれずに処分する事態を防げます。
また、我が家の場合は外食も多かったので、外食を減らすだけでもかなり節約効果があったと思います。
お金に困窮するようになってから、一回当たりの一人分の食費を都度計算するようになりました。
計算するようになると、外食はいかにお金がかかっているのかがわかるので、自制出来るようになりますよ。
携帯料金を見直す ※通信費節約
携帯料金を見直す手段としては、大枠は以下の2つです。
- 契約内容(プラン・オプション等)を見直す
- 格安SIMに切り替える
格安SIMに抵抗がある方は、各携帯ショップでプラン見直し相談を
契約内容の見直しのポイントは「通話料」「無駄なオプション料を払っていないか」「毎月のデータ使用量に見合ったプランになっているか」です。
普段の携帯電話の使い方の組み合わせで選択すべきプランが変わってくるため、自分で考えてもよくわからないという人は、各携帯ショップにて相談してみると良いでしょう。
どの格安SIMを選んだら良いかわからない方は、こんな便利なサービスも!
どの格安SIMを選んだら自分にとって最適なのかが分からない方は、「スマナビ」というサービスをご利用いただくのをオススメします。
「スマナビ」は、スマホに関するお悩みならなんでも相談できるオンラインサポートサービスです。
スマホに関する知識豊富なコンサルタントが「毎月のスマホ料金を安くしたい」「自分にあった携帯会社が知りたい」といった悩みに答えてくれます。
ポイント
❶ 約30社の携帯会社の中から生活スタイルにあった最適なプランの提案を受けられる
❷ 全国どこからでもオンライン(ビデオ通話・電話)対応可
❸ 無料相談可!
我が家は格安SIMを選択
我が家の場合はキャリアの格安プランに切り替えたことで携帯料金の見直しに成功しました。
元々ソフトバンクユーザーだったのですがLINEMOに切り替えたところ、2500円程度の節約となりました。
キャリアの格安プランは、実店舗がなく申し込みや問い合わせなどはオンライン窓口から行うことになっています。
月額料金をキャリアのメインプランより安く設定しているため、切り替えることで見直しにつながりやすいです。
オンラインでの申し込みとなるため多少の煩わしさはあると思いますが、特に切り替え工程で躓くような難しいところはないので、ご安心ください。
また、今まで使っていたキャリアのスマートフォンがそのまま使えるので、端末を買いなおす必要がないのも嬉しいところです。
切り替えてから半年以上経ちますが、特に不都合なく使えています。
後日談…実は、LINEMOからLIBMOに乗り換え、さらにスマホ代節約になりました。
LIBMOに関しては、別途記事をまとめているので、こちらをご参照ください。
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高額(1万円以上)の出費を減らす
普段の出費を減らすことも考えていかなければなりません。
我が家の場合は、食費を削りすぎるとストレスが溜まるので、出費を減らす為に努力していたのは「服飾費」と「美容費(特に美容院代)」です。
ちょうどコロナ禍でリモートワーク日が増えていた時期だったため、服装や髪型にこだわらなくて良い環境だったこともありますが、ちょっとした支出を減らすことに成功しました。
参考:節約例
例)今まで美容院で染髪をしていたけれど、自宅でセルフカラーをするようになった。
例)そもそもの美容院へ行く頻度を減らした。
例)今持っている衣服を大事に、新しい衣服をあまり買わない。
(「なんとなく欲しい」では購入しない。必要な時に購入する。)
余談:ガス代・電気代の見直し
我が家は、分譲マンション購入のタイミングで、半ば強制的にマンション管理会社に言われるがままに指定のガス会社の「ガス+電気」に加入しました。
特に違和感もなく利用を続けていたのですが、お金に困り始めてからガス+電気は本当にこの会社と契約するのがベストなのか?と疑問を持つようになりました。
最初は自分で比較サイトなどを見ながら、よりお得になりそうなガス・電力会社に乗り換えようと思ったのですが、今の契約が「ガス+電気、セットでお得◎」という内容だったので、バラバラに考えたときに損になるのか否か素人にはわかりませんでした。
そこで、光熱費の見直し相談サイトから申し込みをし相談担当者の方とお話をしたところ、「床暖房を利用している場合は今の会社での契約が一番ベスト」という結論に至りました。
結果的には見直さなかったのですが、今のままが最善であることが確認できたという点で見直しのアクションを起こして良かったと思っています。
もっと赤字家計の立て直しのために出来ること
家計の見直しを行うことで、我が家の家計状況は大幅に改善されました。
ただ、まだまだ節約の余地はあると思っています。
毎月の予算を設定し、支出を管理する
家計簿をつけて何にお金がかかっているのかを洗い出すことが出来たら、次は各変動費に予算を設定しましょう。
予算を決めずに好きに使っている人は、恐らくスーパーなどで食品や日用品を買う時に値段を意識していないのではないでしょうか?
また、計画性がなく月に何度もATMからお金をおろしたりしているのではないでしょうか?
月の予算内でやりくりすることを前提とすると、一回の買い物でいくら使えるのか、その場合に何にどれくらいお金を使えるのか、細かい部分まで考えるようになります。
我が家の場合は、今までスーパーで値段も見ずに買い物カゴに食材を放り込むことが多かったのですが、家計の見直しを意識することで安いものを選んで買うようになりました。
しかし、予算までは設定出来ていなかったので、安いものをたくさん買っていて結局そこそこの出費になる…ということが度々ありました。
そのあたりを改善することで、さらなる節約につなげていきたいと考えています。
収入UPを目指す(副業・転職)
支出を減らすばかりに目を向けるのではなく、収入を増やすことも同時に考えていく必要があります。
今働いていない方は、アルバイト・パートから始めてみる。
正社員で働いているけれど収入に不満がある方は、稼げる部署への異動や転職も視野に入れてみる。
副業という選択肢も検討してみる。
ポイ活、投資など様々な”お金を稼ぐ方法”が存在します。
私も本当にお金に困窮していた時は、日本最大級のクラウドソーシング「クラウドワークス」で仕事を探していました。
簡単アンケートへの回答でも数十円稼げることがあり、一回の収益自体は大きくはないですが多少は家計の足しになりました。
何か特別なスキルをお持ちなのであれば、日本最大級のスキルマーケット「ココナラ」で自分のスキルを売ることも可能なので、自分のスキルをお金に変えることはできないかを検討してみても良いかもしれません。
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今回大幅な節約を実現し、家計の立て直しを図ることができましたが、それは無理なくストレスのかからない方法を選択してきたからだと思います。
最初のころは食費を抑える為に必ず夕食を作らなくては…と意地になり、仕事直後ヘトヘトな状態でなんとか自分を奮い立たせて夕食を作ったりもしていましたが、かなりストレスでした。
もちろん、外食はかなりお金がかかるので抑えるべきなのですが、「たまには外食もOK!」くらいの気持ちで頑張れる範囲で頑張るようにしました。
また、毎月の固定費を主軸にメスを入れることで、最初の手続きこそ大変ではあるものの、手続きが終わったらあとは自動的に毎月の支出が減るので、ストレスもたまりやすい変動費ではなくて固定費をいじることをオススメします。